prologue works

Prologue works 
思考の地図の拡げ方。日々の生活において人はどのようにアンテナを張り巡らすのだろうか。朝起きた時に目に入る窓際の風景、いつ読んだかもわからない本の一節、目的地もなく走る車内での友人との会話。そんなあらゆる事象を体内に取り込んで集積させ吐き出す、そのような行為を繰り返している人々が作家と呼ばれているのだろう。しかしその行為を行うのは作家に限ったことなのか。おそらくそうではない。人は誰しもその行為を経験したことはあるであろうと思う。それはどんなに些細なラクガキすらも含めることができ、そのラクガキには自身に集積させた記憶、体験、イメージ、あらゆる事象が潜んでいる。そんな普遍性を帯びた行為を作家は繰り返しているのだ。
さて本展では、3人の作家に作品においてより初動的であることをテーマに展覧会を依頼した。普遍的かつ根源的な創作行為、そしてそれは何処からもたらされるのかを覗き見たいと思う。

 

 

「Prologue Works」
作家:井上健司 河野渉 寺本明志

日時:7月22(金) 23(土) 24(日) 29(金) 30(土) 31(日)
   13:00〜18:00

レセプションパーティー:7/24(日) 17:30〜